平成30年度臨時総会を開催しました。

10月18日、「見学会」と「平成30年度臨時総会」を会員企業及び報道関係から29人参加し開催しました。当日は13時に当工業会の賛助会員である旭カーボン本社(新潟県東区)前に集合し、発電エリア、排水処理エリア、重油タンクエリア、カーボンプラントコントロールルーム、反応炉、電子顕微鏡室、ゴム試験室の順に見学をしました。会員各社は日頃カーボンブラックを扱ってはいますが、製造工程の見学経験は余りなく、貴重な機会となりました。

新発田市の月岡温泉白玉の湯泉慶に移動し、16時から17時30分まで「平成30年度臨時総会」を開催しました。総会では①東部工業用ゴム製品卸商業組合工業用品部会商工懇談会報告②に賛助会員加入報告③30周年記念行事の件④第5回研修会の件⑤第2回海外研修会の件⑥2019年度役員改選案─の各議案審議が行われました。このうち、8月28日付で住友化学(合成ゴム部)が賛助会員として加入したことが報告されました。さらに役員改選では、設立30周年記念式典を来年に控えているのに加え、活発化している工業会活動には野田会長の続投が不可欠と満場一致で決議され、留任が決定しました。

なお設立30周年記念式典は、来年4月12日16時から18時の間、東京銀座のホテルモントレ銀座での開催が正式に決定しました。人数や招待者、記念品などに関して議論されました。その結果約70人規模で開催し、歴代会長や取引先など招待者等々の詳細は、今後理事会で詰めていくことになりました。

また第5回研修会は、今年12月頃に化学物質関連に関してのセミナーを開催することが決定し、第2回海外研修会は来年中に台湾のゴム用機械メーカーへの訪問の要望が多く出されました。

旭カーボン前での記念撮影

2018年10月 旭カーボン前での記念撮影

平成30年度臨時総会会場の様子

2018年10月 平成30年度臨時総会 会場の様子

平成30年度定期総会を開催しました。

4月12日13時30分から「平成30年度定期総会」を三重県桑名市のニュートピア温泉長島で開催しました。総会では会長及び理事など役員改選が行われ、野田会長以下全役員の留任が満場一致で承認されました。さらに議題として①会長会社ノブカワのTPR子会社化の件?第4回研修会の件③正会員・賛助会員の募集・増強の件④広告増強の件⑤モルテンポリミックス赤田社長退職後の理事継続の件⑥30周年記念行事の件⑦開進ゴムコンパウンド廃業に伴うJPMA脱会の件──に関して審議が行われました。このうち、会長会社に関しては、社名が「TPRノブカワ株式会社」に4月1日付で変更されたものの、経営方針や製造品目などに一切変更が無く、野田社長が引き続き経営を担い、精練工業会会長職も継続する旨、野田会長から報告がありました。さらに会員動向として、「開進ゴムコンパウンド(東京都墨田区、長谷部卓社長)」が廃業により3月31日付で退会し、「株式会社丸昇(茨城県下妻市、小菅俊和社長)」が入会したことが報告されました。

また、来年に工業会設立30周年を迎えるのを記念し、都内ホテルを会場に歴代会長や関係者などを招いて記念パーティを開催することも決定されました。なお時期や場所は理事会等で引き続き審議し決定される予定です。

平成30年度定期総会

2018年04月 平成30年度定期総会

第4回研修会を実施しました。

3月2日14時から「第4回研修会」をアットビジネスセンター東京駅において開催しました。研修会では、鬼怒川ゴム工業技術担当フェロー小薬次郎氏を講師に、「ゴム練りと加工特性」と題した講義を行いました。冒頭野田会長が「顧客の要求品質実現のために講義を聞き、改めてゴム精練を理論的に分析して欲しい」と挨拶しました。

講義では①ゴム練りのメカニズム②各種混練機の特徴③代表的なゴム練り状態評価方法④代表的な成形加工法の特徴⑤成形条件設定時の注意点─の各項目に関して、小薬氏がスライドを交えて分かり易く解説しました。ポイントしては、分散の3要素は「分散・微細性」「分散・均一性」「分散・一貫性」を掲げ、ポリマー中へのカーボンブラック混入状態(BIT)を計測して観察することで混練状態を確認できると解説しました。さらにゴム混練機に関して変遷からメーカー別の種類・構造・機能・特性に関して説明されました。またゴム練りの評価方法に関しては、ゴム中のフィラー分散状態だけを観察してもゴム練りの状態を評価したとは言えず、ゴムとフィラー間の状態を観察することが必要と解説されました。
終了後に小薬氏も参加して懇親会が開かれ、歓談の輪が拡がりました。

第4回研修会

2018年03月 第4回研修会