
INFORMATION
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- 2025年05月
- 2024年11月
- 2024年06月
- 2024年04月
「工場見学会」及び「2025年度臨時総会」を高知で開催しました。
11月12日、「見学会」及び「2025年度臨時総会」を開催しました。
「見学会」は13時30分から15時20分の間、白石工業土佐工場(高知県須崎市)で行われました。同工場は、白艶華の九州工業地帯への供給及び輸出を目的に、1936年2月に操業を開始しました。炭酸カルシウムの生産工程の概要としては①採掘②粉砕③焼成④水化⑤炭酸化⑥結晶安定化⑦表面処理⑧脱水⑨乾燥⑩袋詰め⑪運搬、という工程となっています。同工場は、これら工程を採掘から一貫体制で行っており、工場建屋は山の斜面に沿って建設されています。このため、坂道での移動が必要であり、参加者は安全面などへの配慮から、ヘルメットを被り工程を興味深く見学しました。
2025年11月 白石工業土佐工場での集合写真
見学会後、ザ クラウンパレス新阪急高知(高知県高知市)に移動し16時30分から「2025年度臨時総会」が開催されました。臨時総会では冒頭野田会長が「まず土佐工場見学を企画および受け入れて頂いた白石カルシウム様に、感謝申し上げます。高市政権が発足し、株価も史上高値を記録しましたが、AI株を含んだ株価変動であるため、株価だけでは産業の実態がわかりにくくなっています。これに加えて、トランプ関税もボディブローとなっています。さらに米中問題ではは、中国のレアメタルの影響は、アメリカには不利になると思われ、経済状況が懸念されます。この中国に関しては、現地で見てきましたが、建設関係は完全に停滞している状況です。さらに自動車産業では、EV車も売れていません。このためガソリン車向けナンバープレート発行費用を値上げしEV化を推進しましたが、想定した効果が得られず、ついにEV向けナンバープレート発行費用の値下げも始まりました。
2025年11月 2025年度臨時総会の様子
これら経済状況を受け、中国の日系精練企業は厳しい状況にあります。
日本国内の精練業界の状況としては、TPRノブカワの状況も含めて話しますと、1Qは大きな上下の変動は無かったものの、2Qで大きく低下しました。3Qの景気動向指数は0.5%の回復を見込んでいるとのことですが、早く国内産業に高市効果が出て欲しいと思います」とあいさつしました。
続いて議題審議に入り①2025年度役員改選の件②2025年度行事報告と計画③会員各社の近況報告、などの各議案に関して審議や報告が行われました。このうち「役員改選の件」に関しては、現体制の継続が協議され、来年4 月開催の「2026年度定期総会」において提示される予定です。
「2025年度行事報告と計画」では、①5月15日開催の定期総会とTPRノブカワ福島工場見学②6月26日開催の東京ゴム薬品商同業会共催の技術研修会③7月17日開催の東部工業用ゴム製品卸商業組合工業用品部会との商工懇談会④9月17日~20日開催の海外研修・ラバーテックチャイナ見学、に関しての概要報告が行われました。
「会員各社の近況報告」では、4~7月は数量は前年並みが多数を占めたものの自動車関連は総じて良くなかったとの報告が多くを占めました。8~10月は各社ともに不調で推移しました。これはトランプ関税の影響なのかは明確ではないものの、タイミング的には影響を受けたと感じていると多くの企業から報告されました。
さらに、機械のメンテナンスや設備に関して、メンテナンス代が一時の3倍にも達しており、これは中古機械を購入できるレベルにまで価格が高騰し、対応に苦慮している状況との報告ありました。このため、古い機械をメンテナンスして使用するか、新規設備投資をするか悩んでいるとの報告も多くありました。なお使用可能な中古機械は、市場にほとんど出てこないのが現状となっている、などとの報告がありました。
「ラバーテックチャイナ2025」を視察する海外研修を実施しました。
9月17日から19日の間、中国・上海の大規模国際展示場である上海新国際博覧中心(SNIEC)で開催された「ラバーテックチャイナ2025」を視察する「海外研修」を実施しました。
「ラバーテックチャイナ2025」は、中国・日本・韓国など約40か国からゴム・樹脂・プラスチック関連企業など800社以上が出展した、ゴム関連業界における世界最大規模の展示会です。
出展各社からは、ゴム用機械・試験機、ゴム原料、熱可塑性エラストマー、タイヤ、工業用ゴム製品、ゴムリサイクル技術など、多岐に渡る分野の最新製品や注力製品が多く展示され、80か国以上から約4万人が来場するなど盛況でした。
今回の海外研修には、正会員8人が参加しました。初日の17日は、上海浦東国際空港において集合予定でしたが、豪雨で同空港の滑走路が閉鎖された影響で、一部参加者の搭乗便が上海虹橋国際空港や温州龍湾国際空港に着陸地を変更するといったトラブルに見舞われました。このため時間こそ遅れたものの、8人全員が無事に集合することができました。
2025年9月 展示会場での集合写真
翌18日は、「ラバーテックチャイナ2025」を、2グループに分かれて終日視察しました。視察には通訳として、中国の有力コンパウンドメーカーである「偲成新材料(上海)有限公司」の李忠波氏や、「思成新材料(大連)有限公司」の姜世俊氏が同行しました。今回の展示面積は6万㎡以上と広大であり、参加者の中には2万歩近く歩いた人もいました。
数多くの展示物のうち、参加者が特に関心を寄せたのが、自動化や効率・製品精度向上などに貢献するロールやミキサーといった最新鋭のゴム用各種製造機器や各種試験機でした。これら装置の大半が、稼働状態でデモンストレーションされており、その正確な作動状況に見入っていました。さらに最新の自動計量・梱包システムなどにも、興味を示しました。
ゴム用薬品など液体・粉体製品では、マスターバッチ化された製品が数多く展示されていました。これらマスターバッチ化された製品は、製造現場の環境改善や効率向上などに貢献する製品であり、参加者は注目していました。
なお、今回の「ラバーテックチャイナ2025」では、トランプ関税や新たな東西対立などの影響からか欧米企業の出展が前回よりも減少し、代わりに中国周辺諸国の企業が増加したほか、イランなど中東企業の出展も多く見受けられました。
2025年9月 和やかな懇親会の様子
展示会視察後には、会場を移して懇親会が行われました。懇親会には、通訳を務めた李忠波氏や姜世俊氏のほか、中国の技術者2人も出席しました。懇親会では、両国のコンパウンド業界の現状やコンパウンド関連技術などに関して活発に情報交換を行うなど、高級中国酒の白酒(バイジュウ)や本場の料理を楽しみながら、大いに懇親を深めました。
翌19日は自由時間となり、参加者は思い思いに時間を過ごし帰路に着きました。
東京ゴム薬品商同業会との「技術研修会」及び「懇親会」を開催しました。
6月26日、東京・八重洲のTKCガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央で、東京ゴム薬品商同業会(椎名孝雄理事長=双龍産業会長)との「技術研修会」及び「懇親会」を、精練工業会から20社31人、ゴム薬品商同業会から19社35人が参加し開催しました。
2025年6月 技術研修会の様子
2025年6月 挨拶する加藤進一東京ゴム薬品商同業会副理事長
当日は15時から17時の間「技術研修会」が開催されました。冒頭、東京ゴム薬品商同業会の加藤進一副理事長(加藤産商社長)が「私ども東京ゴム薬品商同業会は、日本ゴム精練工業会会を始め精練業界に対して、様々なゴム用薬品を供給しています。その中で本日は、サスティナブル製品や技術を紹介するので、参考にして欲しいと思います」と挨拶しました。
2025年6月 挨拶する野田明志日本ゴム精練工業会会長
続いて野田精練工業会会長が「精練工業会は1989年設立のゴム精練加工事業者を中心とした団体で、現在正会員25社、賛助会員3社が加盟しています。当工業会は、会員各社の経営近代化、技術・技能の向上を通して、コンプライアンスを厳守し、業界の健全な発展に努めています。一環として安全・衛生・環境などの情報交換も行っています。主な活動は毎年開催の定期・臨時総会、本日の様な研修会などで、業界のレベルアップを図るとともに、懇親会で親睦を深めています。概要として、先般開催された2025年度定期総会で発表した会員の2024年度ゴムコンパウンド生産量、会員の現在抱えている課題、ゴム精練業界の現状などを紹介します。
この様な私どもゴム精練業界とゴム薬品業界は、切っても切れない関係で、ゴム産業の一丁目一番地と言える存在です。本日はゴム薬品の最新動向や製品を紹介して頂くとともに、意見交換など有意義な会として欲しいと思います」と挨拶しました。
15時30分から東京ゴム薬品商同業会加盟のうち10社のプレゼンが次の様に行われました。①大内斉茂商店=マスターバッチのノックマスターなど②加藤産商=ゴム加工助剤のサルファックスなど③加藤事務所=台湾製ニーダー・ロールなど④小菅=カスタマーサービスに注力した吉川倉庫紹介など⑤白石カルシウム=グループ内で顧客ニーズに合致した条件で提案可能な一貫体制を紹介⑥双龍産業=新事業の事業継承アドバイス、ゴム粉の小分けなど⑦東京材料=サスティナブルを基本とした営業展開など⑧ハクタ商会=オリジナル商品の高性能離型剤など⑨平泉洋行=海洋浮遊ゴミ回収装置のジェリーフィッシュボットなど⑩井上石灰工業=活性亜鉛華・ゴム加硫促進剤、ゴム用脱水剤‐‐など。
質疑応答では精練工業会会員から、規制対象物質は今後増えるのかなど、ゴム薬品商同業会への質問が多く寄せられました。
最後に高橋成佳東京ゴム薬品商同業会副理事長代理(小菅社長)が「コロナ禍後も、中東情勢などマイナス要因が多く世界的に景気は低下したままです。この様な状況下こそ、物事を繋ぐ、人を繋ぐ、会社を繋ぐという繋がりが一層重要となります。ゴム薬品商同業会としても、本日の技術研修会で物事を繋ぐことの大切さを痛感しました」と閉会挨拶を行いました。
17時30分から懇親会が行われました。乾杯の発声は宇佐努東京ゴム薬品商同業会副理事長(協和商事社長)が行い「精練業界とゴム薬品業界が一層綿密にスクラムを組み、ゴム業界を盛り上げて行きましょう」と挨拶し、懇親の輪が拡がりました。
中締めは精練工業会の野田会長が「双方の会員が、技術研修会を通じてビジネスチャンスやコラボなどに繋げ、より一層発展する様に頑張って行きたいと思います」と挨拶した後、ジャイアンツ一本締め(博多一本締め)を行い閉会しました。
「見学会」及び「2025年度定期総会」を開催しました。
5月15日、福島県二本松市と郡山市で「工場見学会」及び「2025年度定期総会」を開催しました。
2025年5月 TPRノブカワでの記念撮影
当日13時30分から15時の間、会長会社であるTPRノブカワの「福島工場」(福島県二本松市)を会場に「見学会」が行われました。参加者は2班に分かれてマスターバッチ工場、プレス成型工場、ネオロン工場などを見学しました。マスターバッチ工場は、ミキサーを地下に配置したことで、各種原材料の飛散を防止しクリーンな作業環境を実現したのが最大の特徴です。これに加えカーボンやフィラー、オイルなどの自動計量装置とミキシングコントローラーを装備し、高度な品質管理を可能としています。さらにミキサーから連続的にリボン加工できるB練り装置まで安定した品質を実現するラインを配置しています。参加者は、地下ミキサーから練られたゴムがバケットコンベヤで運ばれロールやバッチオフマシンなどを経て梱包されるまでを見学しました。
ネオロン工場は、UHFとHAV連続加硫装置を配置し、2重押出を可能としています。同ラインは混練からスポンジソリッド成型まで一貫した品質管理体制を構築、多様化するニーズに対応しているとの説明があり、どの様な形状にも対応可能かなどの質問が寄せられました。
プレス成型工場は、成型技術を活用し、防振パッドやプレス成型に、新たな分野を開拓しているなどと説明され、参加者からは、製品展開などに関して質問が寄せられました。
2025年5月 定期総会で挨拶する野田会長
見学会終了後、郡山ホテルハマツ(同県郡山市)に移動し16時30分から18時30分の間「2025年度定期総会」が、会員ら20社から22人が出席し開催されました。冒頭野田会長が「日本ゴム工業会による今年度の新ゴム消費量予想は、前年度比微増となっていますが、トランプ関税やゴム業界と関連深い自動車業界の動向などにより、今後の推移は全く不透明と言わざるを得ません。この様な状況下、情報交換などの重要性がますます高まっています。本日の定期総会も、この様な場として有意義に活用して欲しいと思います」などと挨拶しました。総会では①2025年度役員改選の件②2024年度行事報告並びに会計報告の件③2025年度行事計画並びに予算案の件④会員異動の件⑤アンケート結果報告⑥その他──の各議題審議が行われました。
2025年5月 定期総会の様子
議題①の役員改選では、会長を始め全役員の留任が満場一致で承認されました。
議題②に関しては、昨年4月18日の「定期総会」、6月21日に日本ゴム機械懇話会との「意見交換会」、7月17日に東部工業用ゴム製品卸商業組合工業用品部会との「他団体交流会」、10月11日の東京ゴム薬品商同業会「90周年記念祝賀会」出席、11月14日の「研修会」及び「臨時総会」などの開催が報告されました。
議題③に関しては、5月15日のTPRノブカワ福島工場の「工場見学会」及び「定期総会」を皮切りに、「技術研修会」として6月26日に東京ゴム薬品商同業会との共催、11月12日に日本ゴム機械懇話会との共催、9月17日~20日にラバーテックチャイナ2025への「海外研修」、11月6日の週または13日の週に「臨時総会」、26年4~5月に「定期総会」などの開催が予定されていると報告されました。
議題④のアンケート結果では、2024年度の正会員25社の集計結果が報告されました。それによると同年の合計生産量は総量で7万2,958トンで前年度比92.4%となり、23年度の前年度比微増からマイナスとなりました。内訳は黒物6万4,294トンで同91.5%、色物8,664トンで同99.4%といずれも減少しました。
同アンケートでは、会員企業が現在抱えている課題に関しての質問項目もありました。それに対して会員からは、前年度は多かった「従業員教育」や「電力など用役コスト増」が課題との回答が減少した一方、「技術の後継者問題」、「従業員の高齢化」、「受注量の減少」、「労務費・経費増の価格転嫁」などが課題という回答が増えました。
見学会と2024年度臨時総会を開催しました。
11月14日、「見学会」および「2024年度臨時総会」を開催しました。「見学会」は13時から15時の間、三洋貿易瑞浪展示場/Sanyo solution Gallery(岐阜県瑞浪市)を見学先に行われました。
2024年11月 三洋貿易瑞浪展示場を見学する参加者
同展示場は三洋貿易が取り扱い製品を、自動車関連業界主体にアピールするために開設された施設となっています。内部にはBYD「Yuan Plus」やメルセデス・ベンツ「EQS」など、最新型電気自動車の分解部品が20車種、約9万点も展示されており、現物に触れて構造などを確認することができます。
さらに、三洋貿易が代理店となっている米国の自動車向けソリューション企業Caresoft社の分解部品情報データベース「lceberg」や、自動車全体をCTスキャンし3DのCAD/CAEデータとして再現した「Digital Twin」など、顧客の開発活動をサポートする技術も体験可能となっています。
2024年11月 瑞浪展示場での集合写真
参加者は、①最新車両5台比較展示②車体・ボデー骨格③ランプ・ワイパーなど外装系部品④EVパワートレインシステム⑤EVバッテリーシステム⑥メカ・電気/電子系デバイス⑦エアコン・熱マネジメント系部品⑧シャシー・足回り部品⑨BYD Seagullの2023モデル分解部品⑩Tesla Model Y2023分解部品⑪シート系部品⑫ドア・フードシステム⑬内装系部品──といった、各コーナーごとに展示されたパッキンやOリングなどの分解部品を、手に取ったりして関心を寄せていました。
2024年11月 臨時総会であいさつする野田会長
見学会後、16時からオースタット国際ホテル多治見(岐阜県多治見市)で「2024年度臨時総会」が会員ら23人が出席し開催されました。冒頭野田会長が「日本やアメリカでの選挙が終了して、今後政情もある程度は落ち着くのではないでしょうか。景気動向については、ゴム業界の主要需要先である自動車業界は、認証不正問題による減産から脱して、生産が上向きつつあります。これによりゴム製品の需要動向も9月頃に底を着いたと思われ、今後の回復に期待したいところです。この様に需要動向が変動する環境下では、より一層の情報交換などが重要であり、有意義な臨時総会にして欲しいと思います」とあいさつしました。
続いて議題に入り(1)新入賛助会員および初参加の方のご紹介(2)2024年度役員改選の件(3)今後の集金について(4)2024年度行事報告と計画=①JPMA&JRM交流会②東部工業用ゴム製品卸商業組合工業用品部会商工懇談会③海外研修会=ラバーテックチャイナ2024④東京ゴム薬品商同業会創立90周年記念祝賀会(5)会員各社の近況報告(6)その他──の各議題に沿って進行されました。
このうち新入賛助会員の紹介では、新規加盟した白石カルシウムから営業本部国内営業部東日本エリアの朝長光浩ゼネラルマネージャーが紹介され、続いて正会員の三福工業から初参加の坂入雄一事業部長が紹介され、それぞれ抱負などを語りました。
2025年度役員体制に関しては、◇会長=野田明志TPRノブカワ社長◇副会長=三井福太郎三福工業社長、曽我部吏モルテンポリミックス社長◇会計=三井福太郎三福工業社長◇会計監査(監事)=尾崎航平ダイヤゴム化工社長、寺﨑晃寺﨑ゴム工業社長◇その他理事(留任)=角一ゴム工業、三洋ゴム工業、シンコー、ゼオンポリミクス、デンカエラストリューション──の体制が承認されました。
2024年11月 臨時総会の様子
2024年度行事報告と計画については、6月21日にガーデンシティPREMIUM東京駅丸の内中央で「JRM(日本ゴム機械懇話会)&JPMA(日本ゴム精練工業会)交流会」をJRM13社・22人、JPMA13社・22人など計48人が出席し初開催したことが報告されました。さらに7月17日にホテルモントレ銀座での「東部工業用ゴム製品卸商業組合工業用品部会商工懇談会」への参加が報告されました。また9月19日から22日の間、海外研修会として有志による「ラバーテックチャイナ2024(中国・上海)」視察も報告されました。さらに10月11日に東武ホテルレバント東京(東京・錦糸町)で開催された「東京ゴム薬品商同業会創立90周年記念祝賀会」に、野田会長が出席したことも報告されました。なお来年6月頃には、この同業会との「交流会」の開催も予定されていると報告されました。
続いて「2025年度定期総会」の開催に関しても意見交換が行われました。参加者からはゴム製品や原材料の工場、各種研究所の見学といった多くの要望が寄せられました。なお開催時期は、来年4月末頃の予定と報告されました。
最後に会員各社が近況についての報告を行いました。最も多かったのは、今年度上期は主に自動車減産や、中国などの景気停滞の影響などにより、精練需要は減少傾向で推移。下期の回復に期待していたが、需要が上向くような要因は見当たらないのが現状で、今年度はこのままでの推移もしくは微増に留まる、という報告でした。この現状を打開するために、新規案件開拓も進めているという報告も寄せられました。
さらに、需要が増加傾向となったとしても、特に生産現場の人手不足や定着率の低下が課題であり、募集をしても中々応募が無いという報告多く寄せられました。
日本ゴム機械懇話会(JRM)との技術交流会を初開催しました。
6月21日、東京・八重洲のガーデンシティPREMIUMにおいて、日本ゴム機械懇話会(略称=JRM、山中亨会長=ミクロ電子社長)との「技術交流会」及び「懇親会」を初開催しました。
当日は15時から17時30分の間「技術交流会」が開催され、①JPMA会長挨拶~JPMAの概要紹介②JRM会長挨拶~JRMの概要紹介③JRM会員企業の製品紹介④ゴム用機械に対する要望について⑤意見交換・Q&A──の各議題に沿って進められました。
2024年06月 挨拶する野田会長
冒頭野田会長が「JRMとの技術交流会は、髙木康彦JRM前会長(関西ロール社長)との協議で開催が決定していましたが、コロナ禍で頓挫していました。山中現会長と再度協議の上、今日の開催となりました。JPMA各社は、JRM各社の製品を使用しており、交流会開催は非常に有意義であり、双方にとってまさに一丁目一番地のの技術交流会になります。総勢48人が出席するなど関心の高さが伺え、開催を継続したいと思っています。
JPMAの概要紹介としては、関東ゴム練り懇話会を母体に、1989(平成元)年に設立された、ゴム精練加工業者主体の団体で、現在正会員25社、賛助会員2社が加盟しています。当工業会は会員各社の経営近代化、技術・技能の向上を通してコンプライアンスを厳守し、業界に健全な発展に努めています。一環として安全、衛生、環境などの情報交換も行っています。
主要な活動は毎年開催の定期・臨時総会、講演会・研修会などで、業界のレベルアップを図るとともに、懇親会で会員相互の親睦を深めています。加えて、私は会長就任に際し①ゴム業界で存在感のある工業会にする②会員にとって魅力のある工業会にする③顧客から信頼される工業会にする──の3項目の目標を掲げており、これらの達成に向け会員とともに努力しています」と挨拶しました。
2024年06月 挨拶する山中JRM会長
続いて山中JRM会長が「当会は2000年設立の、国内ゴム材料関連機械メーカーを主体とした団体で、現在21社が加盟しています。当会はゴム用機械メーカー及び業界の技術向上や研究開発、健全な発展、社会的地位向上、会員相互の情報交換と親睦、行政府への提言を目的に活動しています。
活動内容としては例会、講演会、情報交換会、研修会、親睦会などの開催に加え、各種調査・報告・提言・統計協力、業界標準規格作成などを実施しています。今日の交流会開催により、他団体との交流も活動内容に加わりました」と挨拶しました。
2024年06月 交流会の様子
引き続きJRM会員のうち次の各社の担当者が自社紹介を行いました。◇近江度量衡=各種計量プラント設計・製作、各種選別プラント設計・製作、トラックスケール設計・製作他◇関西ロール=MKブレーキ、各種ロール、テストプレス他◇ダイハン=各種押出機、各種成形機、省力化機器他◇中田エンヂニヤリング=ローラーヘッド押出機、ギヤ付押出機他◇中山商店=各種カッティングマシン、冷間ロール成形機他◇ミクロ電子=マイクロ波連続加硫装置、熱風式連続加硫装置他◇三葉製作所=各種ギヤ―ポンプ付押出機他◇ショージ=10トン~300トン真空成形機、10トン~1500トン自動成形機他◇荻野精機製作所=ロータリーカッター等自動切断機他の製造販売◇三友工業=ゴム射出成形機、防音・消音装置、産業ロボット他◇松田製作所=各種ゴム用射出成形機、各種試験機他◇日本スピンドル製造=加圧型ニーダー、ミックスラボ、SPM他。
次に事前に実施したアンケートによる「ゴム用機械に対する要望」について、人材不足解消の自動化設備などを紹介して欲しい、ロール工程自動化装置があればその種類と方法が知りたい、A練りとB練りのワンステージ練りに適した混練機とその方法は、などの要望や意見が寄せられました。
2024年06月 挨拶する髙木JRM前会長
2024年06月 挨拶する畑中前会長
「懇親会」が17時30分から19時まで開催されました。冒頭髙木JRM前会長が乾杯に立ち「ユーザーの意見を直接聞くことができる交流会は、大変貴重で有意義な機会です。今日の意見などを、今後の製品開発に活用していきたいと思います」と挨拶しました。野田会長が乾杯の音頭を取り、懇親に入りました。中締めは畑中康平JPMA前会長(角一ゴム工業社長)が「ゴム用各種機械が無いと我々は混練ができず、ゴム製品生産は不可能です。今後とも交流を深めていきましょう」と挨拶と一本締めを行い、閉会しました。
2024年度定期総会等を開催しました。
4月18日に、「見学会」、「2024年度定期総会」、「講演会」を、19日に「懇親ゴルフコンペ」を、それぞれ兵庫県神戸市で開催しました。
18日はまず「見学会」として、阪神・淡路大震災発生を機に設立された「人と防災未来センター」を見学しました。被災者に自らの震災体験を語って頂く『語り部談話』を聴講し、その後各フロアを見学しながら、今後の被災時の防災・減災の重要性を痛感しました。
2024年04月 見学する参加者
見学後「ホテル北野プラザ六甲荘」において、「2024年度定期総会」を、続いて「講演会」を開催しました。
2024年04月 定期総会の様子
総会冒頭畑中会長が「能登半島地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。改めてBCPや防災・減災の重要性を痛感し、今回のプログラムには『人と防災未来センター』の見学を織り込みました。精練業界を取り巻く事業環境としては円安、人手不足、物流問題、中東情勢といった新たな地政学的リスクなど課題は多く、先行きは不透明ではあります。しかしながら経済活動は活発化しており、我々も是非ともキャッチアップしていきたいと思います。なお本工業会は、2年ぶりに役員体制が変わりますが、新体制のもと一層の活性化を目指しましょう」と挨拶しました。
2024年04月 あいさつする畑中会長
定期総会では①2024年度役員改選の件②2023年度行事報告並びに決算報告③2024年度行事計画並びに予算案の件④会員異動・ご担当者変更の件⑤アンケート結果報告、の各議題審議が行われました。
議題①に関しては、昨年開催の臨時総会で仮承認された◇会長=TPRノブカワ◇副会長=三福工業、モルテンポリミックス◇会計=三福工業◇会計監査=ダイヤゴム化工、寺﨑ゴム工業◇理事=角一ゴム工業、三洋ゴム工業、シンコー、ゼオンポリミクス、デンカエラストリューション──の新役員体制の審議が行われ、満場一致で承認されました。これにより、今回の定期総会において新会長に野田明志TPRノブカワ社長が就任しました。野田新会長は「以前から掲げている①ゴム業界で存在感のある工業会にする②会員にとって魅力ある工業会にする③顧客から信頼される工業会にする──の3項目の目標は、現段階において6~7合目までは来たと思っていますが、さらに頂上を目指して行きましょう。そのために会員で協力すると共に、“規範の力”も身に着けて行きたいと思います」と挨拶しました。
2024年04月 あいさつする野田新会長
議題②に関しては、5月29日開催の「2023年度定期総会」、7月12日開催の「東部工業用ゴム製品卸商業組合との懇談会」、10月5日開催の「2023年度臨時総会」、11月17日開催の「研修会」などの開催実績が報告され、会計報告と共に満場一致で承認されました。
議題③に関しては、2024年度行事計画として6~7月に「日本ゴム機械懇話会との交流会」、9月19~21日に「ラバーテックチャイナ2024視察」、10月に「2024年度臨時総会」、12月に「東京ゴム薬品商同業会との交流会」などの行事計画が提案され、予算案と共に満場一致で承認されました。
議題④に関しては、ゼオンポリミクスの大石剛史新社長およびダイヤゴム化工の尾崎航平新社長が紹介されたほか、三洋ゴム工業・TPRノブカワ・旭カーボン・大内新興化学工業各社の担当の変更が報告されました。
議題⑤の「2023年度ゴムコンパウンド生産量」に関してのアンケート集計結果が報告されました。それによると合計では7万8,952トン、前年度比4.0%増となりました。内訳は黒物が7万235トン、同2.6%増、色物が8,717トン、同16.7%増となっています。合計生産量が前年度比4%増となったものの、まだ一昨年並みには戻っていない事が示されました。
さらに現在抱えている課題としては「設備老朽化」、「メンテナンス」、「人材確保」、「電力コスト」、「経費増の価格転嫁」などが課題、という回答が多く寄せられていました。
2024年04月 講演する加藤事務所社長
続いて加藤事務所加藤進一社長による講演会「最近のゴム原材料のマーケット解説」では、①最近のゴム原材料のマーケット②国際相場価格の今後は③グローバル複合危機の影響④ゴム業界の最近の動き⑤フッ素ゴム、フッ素樹脂/PFAS問題の行方──の5項目を主体に、図表を交えて詳細に渡り解説頂きました。
講演後には、同ホテルで懇親会が開催され、親交を深めるひと時となりました。

